「手紙～拝啓 十五の君へ～」アンジェラ・アキ

去年のことだったか、おととしのことだったか、実家に帰った折、父から
アンジェラ・アキさんが四国の中学校でピアノの弾き語りをしている番組
の録画を見せてもらいました。
涙を流す女子中学生の姿にぐっとくると共に、アンジェラ・アキさんの歌
とピアノがとてもよくて、でもなんだかあまりにも胸に来るものがあり、
かえってすぐに手を出せずにいました。そのときの印象だけ残して。
それが「手紙」との出会いでした。

先月、長女が「六年生を送る会」で六年生が歌ってくれた曲に聴き覚え
があり、気になっているようだったので、卒業ソングとしても近頃「手紙」
は人気があるとニュースで読んでいたこともあり、うろ覚えの歌詞で歌っ
てみたところ「それ、それ！」と！
いつかきちんと聴いてみよう、とその日からずっと思っていて。
ついに昨日思い立ち、聴いてみました！！
・・泣いた。
こらえきれなかった涙、ぼろぼろこぼれて。
次女が慌ててティッシュを二枚持ってきてくれました。

かつて聴いたときには「十五歳の自分が大人の自分に書く手紙」の歌、
だと思ったのですが、よくよく歌詞を読んでみたら、「大人の自分から
十五歳の自分へ」のアンサーソングになっていて。だから「十五の君へ」
なんですね。

今も時に苦しい私。
でも、十五、六歳の頃はもっと多感で、不安で、希望もあって、家族の
ほかは誰かと自分の心を通い合わせることが、まだうまくできていない
時期だったように思う。さらけ出せない胸の内、誰かに分かってもらい
たい想いを抱えたまま。
そんな心細さは、今はもうない。

そんなことを思い出しながら聴いていたら、
希望と愛情に満ちたメッセージを感じ、涙が止まりませんでした。

今朝もまた涙。
音域がちょうど合っていて歌いやすいので、練習したいです♪
また一つ、大事な歌にめぐりあえました☆

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